日本時間2022年9月26日(月)6時55分ごろ
てんびん座3度で新月をむかえます。
てんびん座3度のサビアンシンボルは
「新しい日の夜明けが、すべてが変わったことを明らかにする」
新しい変化の訪れを表します。
気がつかないうちに
周りの環境から
もしくは自分の心の内から
抗うことのできない変化が
起きてしまう、ということです。

今回のチャートで印象的なのは
太陽と月が12ハウス(無意識)にあり
4ハウスのみずがめ座木星と
8ハウスのおうし座天王星と
トールハンマーを形成していることです。
常識的な木星と
革新的な天王星が
スクエア(90度)の関係で
矛盾とせめぎ合いを起こしています。
そんな2つの天体が
太陽と月に対して
セスキコードレイト(135度)
別名を「神の拳」という
トールハンマーは
どの角度も困難で凶角とも
言えるでしょう。
鉄槌をくだす、という意味を
持つトールハンマーですが
スクエアを形成した2天体の
エネルギーが頂点の天体、
ここでいう太陽と月に
注がれて、エネルギーが
放出されるという状況です。
それが良いか悪いか
どんなふうに集約されていくかは
個人個人にあまり影響は
及ぼさないと思うのですが
(そもそもこれは個人チャートではないですから)
自己の大切にしている基盤(4ハウス)と
他の人々の価値(8ハウス)が
ぶつかり合って、自己以上の何か
大きなものの一部となる(12ハウス)
そんな体験があるのかもしれません。
個人的なことに対して
社会性が飛び込んでくる
そしてそれはどうしようもなく
自分を変えてしまう、
ということです。
すごく簡単にいうと
ウクライナで起きている戦争は
日本にいる私たちには
一見、無関係です。
けれどもその影響は
確実に私たちの生活に
エネルギーや食物価格の
高騰といったふうに
与えられているのです。
戦争でひどい光景を目にして
心を痛めることも
自己を変容させます。
今まで考えもしなかった
自分の中の感情に
戸惑ったり驚くことも
あるかもしれません。
自分こそ正義と思って
行動している人間ほど
恐ろしいものはありません。
他人を責めてばかりいても
他人を変えることは出来ませんし
ましてや世界を変えることも
出来ないでしょう。
自分の生きる世界に対して
どう帳尻を合わせてきたのか
もはや、表面を取り繕うだけでは
立ち行かなくなっていることに
気がつくのかもしれません。