しし座9度のサビアンシンボルは
「ガラス吹き」
ガラス細工の職人が
千度以上の熱を帯びた
飴状のガラスを
パイプ竿にとり
竿先の小さなガラス玉に
慎重に自分の息、
すなわち霊的な火を
吹き込んでいます。
一度では足りず
真っ赤なガラスを再び
竿にとり、形を確かめ
さらに息を吹き込みます。
丹念な作業を繰り返し
美しいグラスや花瓶、
ランプを仕上げていくのです。
この情景から作業に
打ち込む職人の集中力と
作品に込める熱い気持ち、
そして誰にも邪魔されず
自身の創造力を謳歌する
喜びが読み取れます。
破壊活動に及んだ8度で
混沌とした後は
過去に壊してしまった
価値の残骸を素材にして
もう一度新しい世界を
形成したいとう願望でも
あるのです。