みずがめ座10度のサビアンシンボルは
「一時期、ある理想を体現していた男が、人として自分がそれにはそぐわないことに気づかされる」
このシンボルは
他人の期待はもとより
自分の期待にもなかなか
応えられないことを
理解し始めた様子を
表しています。
このシンボルにおける
「人」は理想化され、
時には尊敬もされ
きわめて高い評価を
受けてきたと思われます。
反面、他人からのある種の
反応を得るために
この人はこれまで
うわべを取り繕って
きたのかもしれません。
そして今「気づき」が
生じています。
何かの出来事をきっかけに
考え、気持ち、反応、期待に
修正が加えられているのです。
人はよく、こうあって
ほしいという願望を
自分にも他人にも
投影するものですが
それは実際のその人の
中身とはあまり関係が
ありません。
幻想や夢から覚めて
純粋にならない限り
任意的な人格では
根本的な愛着は生まれず
真の意味での共感が
なされないということが
描かれています。