牡牛座7度

サビアンシンボル

おうし座7度のサビアンシンボルは


「サマリアの女」

サマリアはユダヤとガリラヤに
挟まれた丘陵地帯にあり
古代イスラエル王国の
首都として栄えました。

しかし、聖書の時代に
ローマの領土となります。

ユダヤとごく近くにありながら
民族、信仰、習慣が異なることで
差別や迫害を受けます。

このシンボルは
「ヤコブの井戸」で
「サマリアの女」と
イエスが出会ったという
聖書の言い伝えに由来しています。

井戸で休んでいたイエスは
サマリアの女の過去を言い当て
自分が救世主(メシア)で
あることを説きました。
これは「女」にとって
大きな祝福だったのです。

このシンボルは
誰でにでも注がれる
普遍的な愛を表しています。

「ソマリアの女」は
見捨てられた辺境で
しかも同じソマリア人からも
結婚していないことで
仲間外れにされている
存在でした。

そうした絶望的な状況で
イエスという「救世主」に
出会うことは
どんな立場にいようとも
他の人を尊重し敬意を払えば
「大いなる力」の祝福を
受けることを意味しています。

周りの環境によって
人と比べてしまい
優劣を感じるのは
人間として当然です。

しかし、
変えられるものと
変えられないものが
あるように
自分の素性を静かに
受け入れることも大切です。

他者との隔たりを
作るのではなく
分かち合えるものを
発見することも
示しています。