おひつじ座1度のサビアンシンボルは
「女が海から上がり、アザラシが彼女を抱きしめる」
おひつじ座の1度は
獣帯のスタート地点。
北半球では春が始まる
「春分点」ですので
何もかもがフレッシュです。
女性というのは
受容性のやわらかい資質を表し
彼女が海から上がってきたのは
人間として生まれてきたイメージです。
海は無意識を示し
女性を抱くアザラシは
元の世界へ戻りたいという
不安や誘惑ともとれます。
新しい世界に来たばかりでは
まだうまく適応できないでしょう。
しかし、世界は開かれました。
後戻りはできません。
1度という度数は
「衝動的行動」
という意味があります。
サインのスタートですので
新しい生まれを意味します。
前のサインを断ち切り
純粋な衝動が出てきます。
しかし、まだ何を
どこに働きかけるか
対象がありません。
ぼんやりとした
自我の芽生えがあるだけです。
意識と無意識の境界で
さまよっている状況です。
何をしたら良いかわからず
無駄に動いてしまうこともあります。
迷いもたくさんありそうです。
しかし、もがいているうちに
少しずつ方向が定まり
空虚な不安も
取り除かれるでしょう。
何かをスタートさせるパワーを
底知れず秘めているのですから。